【過去ログ】ボーダーコリーを迎えた日【保護犬のチョコ】

2016年3月某日。

小生が夜勤を終えて帰宅すると、妻が「気になる子がいる」と。

どうやらネットで「保護犬の譲渡会」なるイベントを発見し、それがその日に神奈川県茅ケ崎の公園で行われるというもの。

我ら夫婦は昨年に新居を構え、小生も犬または猫なりを家族に迎えれたらいいなあ程度のことは思っていたので、特に拒否する理由もなく「じゃあ行ってみようか」と、夜勤明けそのまま茅ケ崎に向かってみた。

はじめましての日

自宅から約1時間。車を走らせて公園に着いた。

HUG ANIMALS!というイベントで、様々なボランティア団体やショップが集まり、保護犬の里親募集のイベントらしい。

小生、「譲渡会」なるものは初めての参加であり、正直驚いた。

「本当にこんなに保護犬いるのか」と。

実はこの数日前に「犬に名前をつける日」という映画を観た。

正直、この映画を観なければ「保護犬」の現状を知らなかったし、興味も持たなかったかもしれない。

 

妻がネットで見つけた子はボーダーコリー・レスキュー・ネットワーク(BCRN)という保護団体のブースにいた。

 

名前は「チョコ」

この子を以前に飼われていた方が先に亡くなってしまい、そのご家族から保護団体へ預けられた。

少し緊張している。

 

この日、ボーダーコリーの他にも多くの保護犬たちが里親を待っていた。

中には虐待や悪徳ブリーダーによる無理な繁殖によって心身を病んでしまった子たちも実際にいた。

命とは何か。犬と人とは何かと、初めて本気で考えた日だったかもしれない。

 

トライアルスタート

譲渡会では通常、里親になってもいいという方たちが、保護団体の方々と話をしながら、実際の譲渡に向けて調整をしていく。

里親になる家族の家族構成や経済状況、日中の過ごし方などを細かく聞かれる。

これは保護された子たちが再び不幸な目に合わないために行われることで、せっかく新しい家族に迎えられたのに結局飼えなくなって戻されるというケースが少なくないからだ。

中には「個人情報だ」とか、「もらってやるんだからゴチャゴチャ言うな」と文句を言う人たちもいる。

その言い分も分からなくはないが、当然、そのような方々のところには保護犬たちを送り出すわけにはいかない。

おそらく幸せにはなれないから。

 

この日もチョコを目当てに多くの方々がやってきたらしい(後から聞いた)

「飼い主を独占したい甘えんぼ」で「強い」(笑)らしく、「先住犬のいない家庭」が条件とのこと。

多頭飼いだと飼い主を取り合ってしまうから。

そんな条件と、キャンプだカヤックだのアウトドアな夫婦(笑)ということで、我が家がトライアルに選ばれた。

 

↑お借りしたケージと柵

 

実家で猫は飼っていたが犬は初めて。(妻は犬も猫も飼育経験あり)

新築の家は全面無垢材の床で、あれやこれやと決めて建てたのに、約1年でタイルカーペット張りです(笑)

↑初めての散歩。両者共に緊張w

チョコが家族に

トライアルは2週間。その間に保護犬を家族として迎えられるか、またその家庭に馴染めるかを判断する。

勿論この期間で全てを判断することは難しいが、トライアルの期日が近づくにつれチョコもまた我ら夫婦もお互いに馴染みつつあった。

 

トライアル期日当日。

BCRNの担当の方(実際にチョコを預かっていてくれた方で、チョコをよく知る方でもある)が最終意思の確認に来た。

小生は迷うことなくチョコを家族として迎える気でいたが、妻は悩んでいた。

「この子の人生を負う責任と覚悟」について最後まで悩んでいた。

我ら夫婦にとって初めての試みであり、これから何が待っているのかも全く未知であったが、担当の方の説得により妻は安心し、最終的にチョコを家族として迎えることが決まった。

 

この日からチョコとの毎日が始まった。

一生忘れないだろう。

 

ボーダーコリーのチョコ。

メスでこの時すでに5歳。

そして過去ログとして、この記事を書いているのが2020年2月。

今、チョコは9歳。

まだまだ元気に飛び跳ねて走り回っている。

川にも湖にも雪遊びにも行く。

 

犬はいつも何でも全力で飼い主に向かう。

あと何年、この子と一緒にいられるか。

いつか虹の橋を渡るその時まで、飼い主も全力でチョコに向かおう。

 

我ら夫婦を選んでくれてありがとうと、チョコに言いたい。

忘れないけど、忘備録としてここに記す。

↑トイレ覗き見(笑)

 

ご精読ありがとうございました。